大津赤十字病院 看護部 新人教育の魅力

  • 学生時代の資料や体験を基に、e-ラーニングシステムや基礎看護技術チェックポイントを活用して、確かな知識、技術、態度を習得できるよう指導しています。
  • また、集合研修で学んだことを現場で活用できるように指導体制を整えています。
  • 一人ひとりの強みや課題を考慮した個別の指導計画を立案・評価し、個人のペースに合わせて丁寧な指導をしています。
  • 管理者や教育担当者だけでなく、新人と関わる全てのスタッフが、指導力向上にむけた学習やリフレクションを続けています。
  • 仲間との情報交換やピアサポート、メンタルヘルスチェック、自己の課題解決に向けた取り組みのため、1~2ヶ月毎に新人フォローアップ研修を実施しています。
  • 部署と看護部がしっかり連携して、部署全体で支え合い、共に成長できる職場環境づくりに取り組んでいます。

“やねがわら”方式による教育支援体制

“やねがわら”方式とは、横のつながりは協力体制、縦のつながりは支援体制で、みんなで支えるという意味があります。

やねがわら方式

自分のペースでステップアップできます

新人看護師 2018年入職

私がこの病院を選んだ理由は、教育体制が整っていて、自分のペースでステップアップできると感じたからです。 私は脳神経内科の病棟に勤務しています。急性期を脱しても、麻痺などが残り、今まで通りの生活に戻れない方も多く、「患者の残存能力を生かす看護」について日々考えながら実践しています。 その中で悩んだり、困ったときは先輩方が多角的な視点でアドバイスして下さり、チームで看護していくことの重要性を学んでいます。 病態生理や、検査、治療など覚えることは多いですが、学習することが臨床とのつながりとなり、自分自身のやりがいとなります。 患者とゴールを共有し、患者の力を引き出せるような看護ができるように日々努めていきます。

新人にとって相談しやすい存在でいることを大切に

エルダー 2008年入職

私がエルダーとして一番大切にしていることは新人にとって相談しやすい存在でいるということです。そのために、毎日新人の様子に気を配り、困っていることはないか休息やリフレッシュは出来ているのか、声をかけるようにしています。新人が出来ていることはしっかりと認め、出来ていないことがあればそれが出来るようになるにはどうすればいいのかを新人主体で考えてもらい、それに対して助言を行っています。新人が少しずつ成長していく姿に喜びを感じています。新人が看護師としてやりがいを持って成長していける環境を目指して日々関わっています。

病棟全体で新人看護師を指導できる環境作りに努めています

教育担当者 2002年入職

私は部署の教育担当者として部署全体と連携しながら、各新人に合わせた教育計画に沿って日々指導に取り組んでいます。また、病棟全体で新人看護師を指導できる環境作りを心がけています。 新人と関わる中で知識や技術の学習だけでなく、看護実践に至るまでの「思考と行動をつなぐプロセス」を新人が意識できるように支援することを大切にしています。日々の看護実践の積み重ねが看護のやりがいや楽しみへとつながり、看護師として一歩一歩成長していけるように、今後も新人教育に携わっていきたいと思っています。

共に学び合い一緒に成長していくことを心がけています

係長 1996年入職

係長は、教育担当者・エルダーと協力して部署の教育計画を立案・評価をしています。 当院は「みんなで育てる・共に育つ」ことを大切にしており、部署のスタッフにも目標や指導方法を伝え、新人看護師の支援を行っています。 入職すると、環境になれることから始まります。期待と不安を抱えている新人看護師が、安心して働けるように先輩看護師がサポートします。そして、安全な看護を提供することができるように、先輩看護師がペアになり一緒に看護実践を行います。経験の中から学習できるよう、毎日リフレクションを活用した振り返りをしています。 私も新人看護師とペアになり看護実践を行っていますが、技術は未熟でも一生懸命患者様と向き合う姿に刺激を受け、新人看護師から多くのことを学んでいます。 共に学び合い一緒に成長していくことを心がけて教育を行っています。