時短制度を活用し、師長始めスタッフの方々に支えてもらい、ママになってもナースを続けています。時間に追われる日々ですが、看護の仕事に従事することが私にとって自分らしくいられる時間の一つになっています。そんな風に思えるのは、長女に『ママみたいに看護師さんになりたい。だって毎日ママ楽しそう』と言ってもらえたのがきっかけです。小さな命を腕に抱いたとき、改めて命の尊さを子供達から教えてもらいました。様々な苦悩を抱え入院されている患者の支えになりたい、少しでも元気を与えることの出来るナースになりたいという思いで、日々患者に寄り添う看護に努めています。笑顔で自分らしくをモットーに、子供たちに誇れるママナースでありたいと思います。
11年間他院で経験したのち、当院に入職し4年目となりました。
手術室という現場では、各科の多くの症例を学び・実践していきますが、各科・症例ごとのオリエンテーションがあり、確実にスキルアップに繋がっています。自分のレベルに応じて看護力を伸ばせる、教育制度があることや、専門領域の学習だけでなく、基本的な看護技術を振り返る研修やマネジメントを学ぶ研修など、幅広く学べる環境です。
新人や学生の指導にも携わっていて、自分自身が学び・経験してきたことを、伝え・実践し、新人たちの看護観に触れることで、良い刺激や楽しさを感じています。
これからも、患者と向き合い安全で安楽な看護を提供できるようにレベルアップしていきたいと考えています。
結婚退職、出産、子育て。子供の小学校入学後開業医でパート勤務。そんな時、父が癌で他界しました。「大津に戻ってこい」それが、大好きな父の遺言でした。家族で大津へ転居、博愛の精神に魅かれ大津赤十字病院に就職しました。
電子カルテ、専門チーム、22年ぶりの夜勤・・いつも目が泳いでいました。しかし、中途採用者への段階的な教育プログラム・研修が計画されていて、徐々に実践能力を高めることができました。そんな日々の中、癌末期の患者が「最後まで、美しいものが見たい。」と白内障手術を受けられました。最期まで生きる力を助ける看護という仕事に心動かされました。看護は多様な生き方・価値観をもつ人を対象にしています。だからこそ、専業主婦やパートの日々は、無駄な時間ではなく意味のある時間だったと思えます。現在、係長として後輩の育成・看護の質の向上に奮闘しています。自分の今まで生きてきた時間を活かし、学び続けられる大津赤十字病院で働きたいと思います。
入職から7年間、精神科病棟に勤務していました。そこでは対象理解の大切さを学ぶことができました。対象理解は、不安の強い患者に少しの安心感を与え、その安心感は日常生活行動への意欲をもたらし、患者のセルフケア能力の維持向上につながることを実感できました。また、先輩からは、患者の持っている力を引き出すために、「待つ」ことの大切さを学びました。これが私の看護の基盤となっています。現所属の消化器内科ではがん看護を中心に、認知症看護や家族看護など、看護の内容は多岐にわたります。実践の中で悩むこともありますが、病棟では看護を語る時間を大切にしており、日々やりがいを感じています。